道端の小石のように

考える日々。

2019-01-01から1年間の記事一覧

0922

夏も終わりに差し掛かってようやく涼しくなってきた。今年の暑さはやけに辛い感じがした。これから徐々に調子を取り戻してガッツリと本を読み進めていきたい。 今年はあまり哲学の勉強をやれなかったことが少々残念な気もする。けれども数学や物理に関する理…

絶望とは未来の欠如である

毎回のように誰も得しない思いつきの話ばかりになってしまっているが、今回はもう少し個人的な、早い話が自分の実体験についてお話してみようと思う(そんなものが愉快な話題であるとは思えないが)。しかも、お話してみようと思うと言っておいてなんだけど…

近況

ちょっと更新が停滞してしまっているので、この頃の近況とか普段思っていることを書いておくことにする。(一ヶ月おきの更新もわりと大変なのかもしれない) 再来年に小説を応募する予定で、来年いっぱいは執筆に専念することになる。哲学をやっていたりその…

6月の近況

今年の半分が終わってしまった、といっても、そのことに大きな意味はない。人生の残り時間を考えることに意味がないように。 色々と書きたいこともあるので、適当につらつら書いていく。 去年くらいから現象学をしっかりやりたい気持ちになったので、ひたす…

数学的対象、物自体

哲学の言葉で「物自体」というものがある。物自体という発想はカントが明確に発起したものと言われているが、カント以前にもそういう発想をした人間はいたかもしれない(まあそれは置いておいて) ふと思ったのが、物自体に当て嵌まるものが数学にも存在する…

0218

意識の問題に関して、二つの検討されるべき明確な課題があるように感じた。 一つ目の問題として、この世界が(人間としての)自分の認識において閉じている可能性。もしも理解できない対象、認識できない対象が現前することがないならば、人間の理解や認識を…

0211

その人がどんな理由でどのような行動原理に従っているとしても、それがわざわざ開示される必要はない。誰であれ、そもそも他人のことはたいてい気にしていないものだ。だから、自分が他人に意識されていると思いすぎるのは不遜でしかない。もしも誰かが誰か…

現象の謎って?

哲学において、存在の謎というものは重要な問題の一つに数えられる。近代以降であれば、ハイデガーの探求は存在の謎に関してもっとも顕著な例だと言える。つまり、存在論への志向となる。その一方で、フッサールの場合には、存在の謎というものは謎と言われ…

0125

哲学はけっこう好きだけど、最近は数学の良さもわかってきた。というか、良さについては前々からちゃんと理解している。面白みがわかってきたと言うべきか。哲学も数学もどっちも面白いと感じるので、どっちが劣っているかとか思わないし、どちらにしても本…

自己満足

定期的に体調が悪くなる。というか元気が出なくなる。こういうときは現実逃避するしかない。 ちょっと記事を書こうと思っていたけど、めんどくさい。人工知能は人間を超える知性を獲得するか?みたいな話はそこそこ面白いトピックだと思う。実際には、それが…

予定は未定

ざっと勉強して位相空間論の入り口くらいまでこぎ着けたけども、今年中に不完全性定理なんかを理解するのは少し難しい気がした。できることならレーヴェンハイム - スコーレムの定理をきちんと理解できるようになりたいけど、来年になるかもしれない。実際に…

無題

ワードマップ心の哲学を読んでいるけど、ほとんど見てきたような話題ばかりで面白みに欠ける。でも、さすがは網羅的に取り扱っているだけあって、ちょこちょこ気になる話題は載っているし、自閉症や精神疾患なんかも取り上げられている(正直言って蛇足程度…

哲学の難しさ?

今年はカントについて真面目に理解してみたいので色々と勉強している。現代のカント解釈といったら、ジョン・マクダウェルは外せない。なのでマクダウェルの『心と世界』を読んだりしているけど、哲学における難しさとは何かという疑問が思い浮かんだりする…

フィクションがフィクションであるために

自分はフィクション作品が好きなので、それについて余計な考えを張り巡らせてしまうことがある。フィクションとの向き合い方とか、いかにして自分たちはフィクションを理解しているか、などなど。というわけで、ちょっとした思い付きをここに書いてみたい。 …

夢体験の奇妙さ

夢体験はときおり不思議な感覚をもたらすが、それらのことが精神医学や心理学の領域を越えて議論されることはそれほど多くないかもしれない。夢体験が奇妙なのは、その感覚や状態ではなく、夢体験というもの一般に対する自分たちのある程度共通した見方であ…

記憶と感情の関係

ちょっと疑問に思ったことを書いてみる。 人格の同一性について、多種多様な発想を用いることができる。例えば、私たちはかなり自由に特定の信念を持つことができる。「チョコレートは甘い」とか「この世界は不可知だ」でも、なんでもいい。もちろん、そのよ…

罪悪感

二度とこうしたことはするまいと思っていたが、またしても彼のような存在を苦しめてしまったのではないか、と。思い当たる節があるならば、ひとまず疑ってみたほうがいい。 もしも自分が以前から敬愛していた有望な人間が、間接的にでも、何らかの自分の不手…

解決に向けて

夢体験や記憶に関する主観的経験の考察を「現象学」と一概に呼んだりするのは馬鹿らしいと思う。馬鹿っていうのは言い過ぎかもしれないけど、そうやってレッテル貼りみたいなことをやる必要性がない。センスデータについて議論するのはどれも現象学か?錯覚…

時間差攻撃

この世に同じ人間は二人として居ないけど、同じ考え方や価値観を持っている人間はたくさんいる。どうしてかって、世代とか、年齢というものがあるから。だいたいの人間は似たような道を進んで、似たような発想を抱いたりする。だから世の中には似たような人…

移動

さて、これから何を書いていこう